【古写真の調査後売却】近江八景の明治初期風景写真(鶏卵紙)

【古写真の調査後売却】近江八景の明治初期風景写真(鶏卵紙)

近江八景(おうみはっけい)は、日本の近江国(現・滋賀県)にみられる優れた風景から「八景」の様式に則って8つを選んだ風景評価(作品の場合は題目)の一つである。

石山秋月 [いしやま の しゅうげつ] = 石山寺(大津市)
勢多(瀬田)夕照 [せた の せきしょう] = 瀬田の唐橋(大津市)
粟津晴嵐 [あわづ の せいらん] = 粟津原(大津市)
矢橋帰帆 [やばせ の きはん] = 矢橋(草津市)
三井晩鐘 [みい の ばんしょう] = 三井寺(園城寺)(大津市)
唐崎夜雨 [からさき の やう] = 唐崎神社(大津市)
堅田落雁 [かたた の らくがん] = 浮御堂(大津市)
比良暮雪 [ひら の ぼせつ] = 比良山系(大津市)
の8つのこと。

※現在では「石山 の 秋月」などと表しもするが、旧来「の」は記さずに読む。

中国湖南省の洞庭湖および湘江から支流の瀟水にかけてみられる典型的な水の情景を集めて描いた「瀟湘八景図」(北宋時代成立)になぞらえて、