

◆与板藩家老・松下源左衛門
彦根藩士・松下源太郎家
(200石、藩主一門)
松下之綱室の兄で井伊直政の継父・松下清景を祖とする家。
その後、幕府領を経て、1705年(宝永2年)に井伊直矩が2万石で封じられた。直矩は近江彦根藩井伊家(掃部頭家)から分家の直勝系井伊家(兵部少輔家)へ養子入りしたが、養父の直朝が精神疾患を理由に遠江掛川藩を改易となった後、名門井伊家への特別の計らいにより、減移封の上で直矩の相続による家名存続が許されたという事情があった。以後、与板藩は廃藩置県まで井伊家の藩主で存続した。松下無毀(俊之助)、与板藩医の孫で家老松下源左衛門などがいる。
