
◆大正天皇
日本の第123代天皇(在位:1912年〈明治45年/大正元年〉7月30日 1926年〈大正15年/昭和元年〉12月25日)。諱は嘉仁(よしひと)、称号は明宮(はるのみや)。お印は壽(じゅ)。
明治以降で初の一夫一妻制を採り、また誕生から即位を経て崩御するまで生涯を通じて関東(東京)の地で過ごした最初の天皇である(ただし即位の礼などは京都出身である父・明治天皇と同様、京都御所で挙行している)。
2019年(令和元年)現在の皇室において皇統に属する構成員(今上天皇・上皇及び全ての親王・内親王・女王)の最近共通祖先たる天皇にあたる。
◆貞明皇后貞明皇后
(ていめいこうごう、1884年〈明治17年〉6月25日 – 1951年〈昭和26年〉5月17日)は、日本の第123代天皇・大正天皇の皇后(在位:1912年〈明治45年/大正元年〉7月30日 – 1926年〈大正15年/昭和元年〉12月25日)。諱は節子(さだこ)。お印は藤。旧名は、九条 節子(くじょう さだこ)。
昭和天皇の母、上皇の祖母、今上天皇の曾祖母にあたる。元華族。九条道孝公爵令嬢。ハンセン病の予防など救らい事業や福祉事業、蚕糸業(絹糸)奨励などに尽力した。一夫一妻制での最初の皇后である。
2019年(令和元年)現在の皇室で皇統に属する構成員(今上天皇・上皇及び全ての親王・内親王・女王[注釈 1])の雑系も含めた最近共通祖先にあたる。
◆明治天皇
(めいじてんのう、1852年11月3日〈嘉永5年9月22日〉- 1912年〈明治45年/大正元年〉7月30日)は、日本の第122代天皇(在位:1867年2月13日〈慶応3年1月9日〉- 1912年〈明治45年/大正元年〉7月30日)。諱は睦仁(むつひと)、称号は祐宮(さちのみや)。お印は永(えい)。倒幕・攘夷派の象徴として近代日本の指導者と仰がれる。功績・人物像から明治大帝(めいじたいてい、英:Meiji the Great)・明治聖帝(めいじせいてい)・睦仁大帝(むつひとたいてい、英:Mutsuhito the Great) とも呼ばれる。皇族以外の摂政を置き、かつ在位中に征夷大将軍がいた最後の天皇。一方で、皇室史上初めて洋装をし、「一世一元の制」を定め、複都制としながらも関東(東京)に都を遷した最初の天皇でもある。
◆昭憲皇太后
(しょうけんこうたいごう、1849年5月9日〈嘉永2年4月17日〉 1914年〈大正3年〉4月9日)は、日本の第122代天皇・明治天皇の皇后。諱は勝子(まさこ)、のちに美子(はるこ)。お印は若葉。旧名は、一条美子(いちじょう はるこ)。欧州の王侯貴族・貴婦人と対峙できるよう近代女子教育を振興し、社会事業の発展、国産の奨励等に尽力した。皇后として史上初めて洋装をした。明治天皇崩御に伴い皇太后となり、1914年(大正3年)崩御(64歳)。嫡妻として明治天皇の側室(柳原愛子)が生んだ嘉仁親王(大正天皇)を養子とした。
