垣田 孫太郎(かきた まごたろう)

鹿児島商人。沖縄で最初に開業した人物という。明治8年、農学者の河原田盛美は、琉球藩内務省出張所に出向して琉球処分の後始末を行うとともに物産の研究にあたっている。その際に河原田盛美が記した『琉球紀行』に「写真は既に垣田孫太郎なるもの創めたれとも之を内地に輸送せさるは亦全き利を得るに至らさるなり」と書かれている。
沖縄では幕末から寄留商人(鹿児島商人)が砂糖売買に介入し始めており、そのうちの1人が、垣田孫太郎であった。『沖縄県史』には、明治11年、鹿児島県人、垣田孫太郎は沖縄に両替店を設立することを願い出て、明治12年に明治政府が両替店を許可し、両替資金として 3000 円を無利息で貸し下げたと記載されており、これが寄留商人の金融のはじまりとされる。

生年/出身: 鹿児島(薩摩)

開業年: (明治8年以前)

開業地、主要拠点: 沖縄

師匠:

弟子: