【古写真の調査後売却】修善寺温泉・養気館「新井旅館」(鶏卵紙、台紙貼付)

修善寺温泉・養気館

◆新井旅館
静岡県伊豆市にある修善寺温泉の老舗旅館。
明治から昭和初期にかけて館主を務めた三代目・相原沐芳(あいはらもくほう:本名寛太郎)が、日本画家の安田靫彦や横山大観をはじめとする文人墨客と親交が深く、その縁で日本画や文学など数多くの作品が生まれる舞台となった。
芸術家の感性は建物や庭園にも生かされ、今では貴重な文化遺産となっている。平成10年9月には、客室棟や浴場など15件の建物が国の登録有形文化財に登録された。旅館業の傍ら、文化財となった建物を案内する「文化財ガイドツアー」を行うほか、若手女流書家である金澤翔子の美術館「銀座 金澤翔子美術館 修善寺」を開設するなど、文化振興にも力を注いでいる。1872年(明治5年) – 「養気館新井」として創業1881年(明治14年) – 登録有形文化財「青州楼」建築1899年(明治32年) – 登録有形文化財「渡りの橋」、「雪の棟(客室棟)」建築1908年(明治41年) – 登録有形文化財「霞の棟(客室棟)」建築1916年(大正5年) – 登録有形文化財「桐の棟(客室棟)」改築(建築年代不明)1919年(大正8年) – 登録有形文化財「月の棟(客室棟)」建築1924年(大正14年) – 登録有形文化財「甘泉楼」建築1927年(昭和2年) – 登録有形文化財「紅葉(離れ)」建築1928年(昭和3年) – 登録有形文化財「山陽荘(横山大観のアトリエ兼居室。現在は「銀座 金澤翔子美術館 修善寺」として公開)」1932年(昭和7年) – 登録有形文化財「あやめの棟(客室棟)」建築1934年(昭和9年) – 登録有形文化財「花の棟(客室棟)」改築(建築年代不明)、大浴場「天平大浴堂」建築1935年(昭和10年) – 登録有形文化財「吉野の棟(客室棟)」建築1998年(平成10年) – 15件の建物が国の登録有形文化財に登録される2014年(平成26年) – 貸切風呂「琵琶湖風呂」「家族風呂」を改修し、「睡蓮」「かわせみ」完成2016年(平成28年) – 大正5年改築の「桐の棟」を改修2018年(平成30年) – 未使用となっていた「霞の棟」「桂の棟」を改修、31室に。同時に青州楼内に食事処「清渓」を整備