石川 文右衛門(いしかわ ぶんえもん)

大阪石川文右衛門写真師台紙鶏卵紙

妻は杉田與兵衞の姉、杉田あさ。大阪で代々両替商を営む家に生まれる。五花街中央に店を持ち、明治 4 年、役者や芸妓の写真販売をはじめる。佐野景明に俳優の写真を撮影させ、劇場前で卸売して、自らも紙焼きを行った。 明治5年または明治6年、桑田正三郎は神戸で横田朴斎から写真術を学んだのち、京都までの帰路で大阪に立ち寄り、大井卜新宮津賢治郎葛城思風田村景美石橋松之助和田猶松石川文右衛門等に会い写真術の研究を重ねた。 明治 8 年、写真場を設置し成功。明治 33 年頃、洋反物業(道頓堀・石川呉服店)に転じた。明治36年死去。没後は長男・石川文次郎が継承。次男の石川常太郞は不詳。

生年/出身: 1842 大阪

開業年: 1871(明治 4 年以前 )

開業地、主要拠点: 大阪(五花街中央)

師匠: 桑田 正三郎

弟子: 石川 文次郎