

◆仲川十左衛門
『佐渡政党史稿』(斎藤長三著・風間進刊行)より
明治十五年生 新保村 ・大2、全國鉄道同盟会[十年七月二十六日]・大3、佐渡鉄道敷設速成の請願[十一年二月二十三日]・大3、佐渡政友倶楽部の會合[十一年九月十七日・二十三日・十月二十一日]・大3、第十九回新潟縣會議員選挙[十二年九月二十五日]・大3、第十九回新潟縣會議員選挙[十二年九月二十五日]・大4、政友倶楽部秋季総會[十四年十一月二十一日]・大4、政友倶楽部の秋季総會[十五年十月十一日]・昭1、佐渡政友倶楽部の秋期大会[二年八月十八日]・昭1、第二十回縣会議員選挙[二年九月二十五日]・昭1、佐渡政友倶楽部の秋期総会[三年八月十八日]・昭2、佐渡政友倶楽部の秋季大会[四年十月十八日]・昭2、佐渡政友倶楽部の秋期大会[五年十月二十三日]・昭3、本郡政友倶楽部秋季大会[八年十月八日]・昭4、佐渡タイムスの廃刊[十三年五月三十一日]・昭4、政友倶楽部の委員会[十四年五月十四日]・昭5、第二十三回新潟縣会議員選挙[十四年九月二十五日]・昭5、中川十左衛門 死亡[十四年十二月三十日] 『金井を創った百人』

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◆佐渡鉄道
(さどてつどう)は、日本で明治後期から大正期にかけて現在の新潟県佐渡市の両津から相川まで2通りのルートが計画された地方鉄道路線。改正鉄道敷設法の別表第56号における「佐渡国夷ヨリ河原田ヲ経テ相川ニ至ル鉄道」に相当するが、敷設に至らないまま未成線となった。明治期の佐渡島は道路も十分に整備されておらず陸上輸送が貧弱であったため、同じ島内での物流であっても海路での輸送が中心であった。そのため、この時期に起こった私設・民営鉄道敷設ブームに乗っていずれも東京府在住の発案者より2通りのルートで別々に佐渡島内を横断する鉄道の敷設許可願いが鉄道局に出されたものの、いずれも却下される。1897年(明治30年)6月8日付の地元紙『佐渡新聞』は、この敷設許可願いが却下されたことについて「佐渡人は舌を出しているならん」と地元に鉄道建設を求める気運は無く、島外の者の動きに冷ややかな視線を浴びせていることを伝えている。 しかし、この申請却下が呼び水となって加茂郡吉井村で村長が「佐渡鉄道出張所」を自宅に設置。大正期に入ると、佐渡新聞主筆の森知幾が1914年(大正3年)正月に本土で汽車に乗った体験について記すと共に、島内で人力に依存している貨物輸送のコストが本土の汽車に比して割高であることなどを挙げ、佐渡に鉄道を引く必要性を説いている。こうした気運の高まりは佐渡郡役所を動かし、官民一体で第一次世界大戦後の戦後不興からの脱却を掲げる「戦後経営会」の設立に際しては軽便鉄道の敷設を含めた交通網・電信網の整備が重点課題として挙げられた。 1920年(大正9年)、栃尾鉄道(現在の越後交通の前身の1社)から佐渡支線の敷設に関して郡役所側に打診が行われるが、島内では栃尾鉄道が計画している線路の軌間拡張に際して不要となった資材を佐渡に押し付けるつもりではないかとの不信を招き、物別れに終わっている[1]。これ以後も郡長・福原粂治や佐渡政友会の斎藤長三が中心となって鉄道敷設に関する請願が続けられ、1922年(大正11年)の鉄道敷設法改正に際し別表に「佐渡国夷ヨリ河原田ヲ経テ相川ニ至ル鉄道」が記載されるに至ったが、貴族院の反対により敷設は実現しなかった。 その後も長岡鉄道(後に栃尾鉄道などと合併、現在の越後交通の前身の1社)が鉄道敷設法別表第56号に基づき両津 – 相川の路線免許を申請し、同時期に佐渡汽船へ出資するなど鉄道敷設に意欲を見せたものの、第二次世界大戦の勃発により計画は宙に浮き、引き継ぎ手も無いまま免許が失効し未成線となった[2]。 この鉄道敷設計画の名残は路線バスに受け継がれ、島内で路線バスを営業している新潟交通佐渡ではかつて主要なバスターミナルを「駅」と称していた。ワンマン運転化に伴い「駅」の呼称は廃止されたものの、「金沢駅前」「畑野駅前」といった「駅前」を称する地名が現在も残存している。
◆写真師・和田 久四郎(2 代目)
田中弥三右衛門の次男として生まれる。初代は写真師ではない。 新潟で海産物等を営んでいた。 江戸に出て薩摩藩士・本間から写真術を学び、写真用品を入手した。 明治元年頃、新潟で和田写真館を開業。
◆写真師・和田 久四郎(三代目)
父・ 和田 久四郎(2 代目) の開いた新潟の写真館を継いだ。 明治 23 年、第三回第四回内国勧業博覧会に出品。褒状を授与。 明治 28 年、第四回内国勧業博覧会に出品。 明治 11 年頃、二見朝隈(初代)、二見朝隈(2 代)、古賀暁 などに学んでいる