【古写真の調査後売却】東京・靖国神社

靖国神社古写真

◆靖国神社
東京都千代田区九段北にある神社である。
本殿は明治5年(1872年)旧暦5月に尾張の伊藤平左衛門設計の下に造られた。桁行3間梁間6間の大規模な神明造で、前面に1間の向拝(こうはい)が付く。屋根銅板葺で棟には千木・鰹木を有す。本殿の両側には廻廊が接続し、その廻廊が前方に屈曲して拝殿の両側面に連絡し、本殿前庭を囲繞する。本殿後方には1972年(昭和47年)に建てられた切妻造平入銅板葺の霊璽簿奉安殿が建ち、神霊を合祀する際に用いる和紙で作られた霊璽簿(神霊名簿)を保管する。なお、本殿は老朽化のために1986年(昭和61年)から1989年(平成元年)にかけて解体修理が施されている。

拝殿は1901年(明治34年)竣工の建物で桁行7間梁間5間の入母屋造平入屋根銅板葺。前面に3間の向入母屋造で軒に唐破風を構えた向拝が付く。

拝殿前方に中門鳥居、さらに前方に神門と続く。中門鳥居は2006年(平成18年)に建て替えられた素木鳥居。埼玉県産の檜が用いられ、以前は1975年(昭和50年)に奉納された台湾産の檜が用いられていた。さらに以前には扉が付いており、元々は門として機能していた。神門は三間三戸の切妻造銅板葺で高さ6メートル、檜造り。伊東忠太の設計により1934年(昭和9年)に完成した。中央間の扉には直径1.5メートルの16弁の菊花紋章が付けられる。この中央間を戦前は儀仗兵が列姿を乱すことなく潜れたという。

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本殿南の廻廊外に元宮と鎮霊社が並び建つ。元宮は幕末期に京都で造られた小祠を1931年(昭和6年)に移祠したもの。靖国神社の前身との意味から「元宮」と称される。鎮霊社は1965年(昭和40年)7月に当時の筑波藤麿宮司の発案で、嘉永6年以降の戦争や事変で国に殉じたとされながらも本殿においては合祀対象外となった御霊と、諸外国の戦没者の御霊の2座を祀るために創祀された。かつては両社は一般には公開されておらず、参拝もできない状態が長く続いていたが、2006年(平成18年)10月12日に拝殿脇から参道が設けられ、一般参拝が可能になった。しかし警備上の問題から、2014年(平成26年)ごろまでには一般参拝は不可能に戻っている。なお、鎮霊社に関して靖国神社では「鎮霊社の御祭神は奉慰の対象だが、御本殿の御祭神は奉慰顕彰の対象」としており、本殿祭神とは差をつけている。