小泉 俊太郎(こいずみ しゅんたろう)

本名は小泉直三郎。旧姓は葛城。父は諸大名銀方御用達を業とする葛城徳兵衛(播磨屋)。葛城徳兵衛には 3 人の妻がおり、5 人の兄弟がいたという。安政 2 年、大阪、米仲買商・葛城徳兵衛三男、小泉俊斎の養子となる。文久 2 年、大阪・堂島で初めて写真を撮影されたのがきっかけで写真術を志す。 京都舎密局や粟田療病院で外国人から医術や製薬法を教わった後、写真館を開業せずに五条坂の寺院で製 薬業を開業。薬品材料や書籍などの輸入・販売も手がけた。のち京都薬科大学創立。 実兄は写真師・葛城思風、養子弟に写真師・片山精三

長女の小泉マサは、織田自然堂経営・織田宇一郎の養女となり、日本新薬創業者・市野瀬潜に嫁いだ。孫に京大名誉教授・小泉直一。二女の小泉カネは、米国薬化学士・川崎近雄に嫁いだ。長男の小泉俊治は、織田宇一郎の養子となり、二代目を襲名した。

生年/出身: 1855 大阪(堂島)

開業年:

開業地、主要拠点: 京都

師匠:

弟子: 葛城 思風