
父は桐生市上久方の岡田吉右衛門。長女として生まれる。 田村梶子の松声塾にて書道、和歌を学ぶ。 田村梶子は、同郷の歌人で、幕府の右筆として江戸城大奥に 15 年間務めた人物。帰郷後に寺子屋松声塾 を開いている。 天保 11 年頃、一橋家の祐筆になるため江戸に上る。 のち通訳などの仕事で同家に出入りしていた島霞谷と結婚。 画家で明治政府書記官であった夫の島霞谷から写真の手ほどきを受ける。 慶応年間、岩橋教章は、戦乱を避けてきた写真師・島霞谷、隆夫妻を自宅に住まわせ、写真術の手ほどき を受けた。 明治元年、島霞谷の肖像写真を撮影。これが女性が撮影した日本最古の写真となる。 人物や風景などを撮り続ける一方、夫が東京・下谷で経営していた写真館を手伝う。 明治 3 年、島霞谷が亡くなったため故郷の桐生に帰り、写真館を経営した。 明治 32 年、死去。
生年/出身: 1823 群馬(桐生市梅田町)
開業年:
開業地、主要拠点: 群馬(桐生市)、東京(下谷久保町)
師匠: 島 霞谷
弟子: 岩橋 教章