
庄屋・為政良治の三男。 備後国河内村(現在の御調町)で生まれ、少年時代に外国人に同行して上京し、東京法学校で法律政治を学ぶ。その頃、写真術に興味を持ち、玉村康三郎、鈴木真一に写真を師事した。 明治 25 年、長崎市本籠町に写真館を開く。 同年に神戸元町通 2 丁目に進出し「TAMEMASA」(為政堂、後の松井商店)を開業。 店は松井某に任せていたという。 開設時期については、大正 2 年 10 月 31 日の長崎日日新聞に「明治 27 年現在の場所に店を定め」と記載 されている。また、「月乃鏡」にも明治 27 年とある。 ただし、開業時期を明治25年と記載した資料や、広島県大百科事典には明治33年と記されている。長崎市議、商工会議所議員を務めた。 京都圓山「為政写真館、T・TAMEMASA」の台紙があるが詳細不明。 養嗣子の為政勇一は技師として働いており、跡を継いだと思われる。
生年/出身: 1871 広島(備後国河内村)
開業年: 1892
開業地、主要拠点: 長崎(長崎市)、兵庫(神戸元町通)
弟子: 為政 勇一