堀 市郎(ほり いちろう)

堀 市郎写真師

父は松江藩士で画家の堀櫟山(本名は堀宗太郎)で、明治16年に小豆沢亮一にも絵を学んでいる。堀櫟山の弟に堀芙峯(画家)、三谷錬次郎(教員)など。堀櫟山の父は堀良蔵。堀櫟山の祖父は堀市郎右衛門。長男として生まれる。妹の名に堀登久子、堀キクコ。ニューヨークで活動した松江出身の写真家。明治23年、尋常小学校(内中原小学校)を卒業しすぐに森田禮造の写真館に入り学んでいる。明治29年、小泉八雲の美保ヶ野口英世と隣部屋であり親交があったという。のちに野口記念館の理事も務めている。大正15年、名古屋陶器重役の森村茂樹に写真を送り展覧会を開いている。昭和4年、帰国し、東京、横浜などに居住。昭和44年、死去。東郷平八郎、新渡戸稲造、後藤新平なども撮影している。鈴木春(内藤多喜雄著「立琴」)では鈴木真一に学んだという記述があるが、誤りと思われる。ミドルネーム「ESSNI」を名乗っていたこともある。

生年/出身: 1879 島根(松江)

開業年:

開業地、主要拠点: 海外(アメリカ・ニューヨーク)

師匠: 森田 禮造 江木 保夫

弟子: