佐野 景明(さの かげあき)

佐野景明写真師台紙鶏卵紙

長崎から来るオランダ貨物を取り扱う雑貨商の仕事をしていた。 文久年間頃、貨物の中の写真機材に興味を持ち写真術を志す。 長崎に通って上野彦馬らに学び、町の絵葉書店に出す芝居の俳優や美人の写真を制作した。 明治元年、大阪曽根崎新地に開業。 石川文右衛門の支援もあったという。石川文右衛門は、 佐野景明に俳優の写真を撮影させ、劇場前で卸売して、自らも紙焼きを行っていた。 その後、難波新地に移転し「日昇軒」と称した。

生年/出身: 1850 大阪

開業年: 1868

開業地、主要拠点: 大阪(曽根崎新地)

師匠: 上野 彦馬 石川 文右衛門

弟子: