
飯沼 慾斎、工藤 孝、宇田川 興斎、宇田川 準一、宇田川 忠義などが関わっている。
◆蘭学の名門 美作国・宇田川氏
美作国の宇田川氏(うだがわし)とは、津山藩の藩医(江戸詰)を勤めた一族であり、蘭学の名門である。宇田川玄随、宇田川玄真、宇田川榕菴、宇田川興斎が輩出し、それぞれが蘭学において先駆的な業績を残している。越前松平家庶流の津山藩主家は、徳川将軍家から養子を迎えたため幕府内での地位が高く、宇田川家も幕府で重用された。幕府の翻訳機関である蛮書和解御用(東京大学源流の一つ)での百科事典『厚生新編』翻訳に玄真・榕庵が参加している。

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医業における業祖は、武蔵国足立郡小台村(現・東京都足立区小台)の豪農出身であった宇田川玄中であり、武蔵国の宇田川氏から分かれた一族と考えられる。ただし、玄真から興斎までの3代はすべて才能を見出された「弟子」に近い養子であり、血縁関係はない。